この記事の要点
この記事の重要ポイント
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米国株:AI半導体(TSMC/Nvidia)が牽引する強気相場が継続
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日本株:TOPIXが直近3ヶ月で大幅上昇(+14%)、企業改革が結実
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TSMCの2026年Q1予測は前年比+40%、AI需要は依然として『メガトレンド』
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注目材料:米景気ノーランディング説と日銀のさらなる利上げ時期
直近の株式市場を「短く・視覚的に」把握できるように、米国の S&P 500 / NASDAQ 100 と日本の TOPIX を比較しました。データは stooq.com の日次データ(直近120日)を使用しています。
本記事は、信頼できる情報源(Bloomberg/WSJ/各社IR)に基づいたマーケット情報整理メモです。 投資判断は必ず最終的にご自身の責任 で行ってください。
直近120日の推移(ラインチャート)
直近120日の株式トレンド
Index直近の変化率(1W / 1M / 3M)
| 指数 | 1W | 1M | 3M | コメント |
|---|---|---|---|---|
| S&P 500 | +0.33% | +1.88% | +4.10% | 緩やかに上昇。ディフェンシブも底堅い。 |
| NASDAQ 100 | +0.21% | +2.05% | +3.79% | 成長株は高値圏で伸び鈍化。 |
| TOPIX | +4.96% | +6.81% | +14.37% | 米国より明確に強い。 |
米国株:AI半導体の『第二波』が到来
2026年の注目は、何と言っても TSMC(台湾積体電路製造) の強気な見通しです。
2026年1月16日の決算発表において、TSMCは2026年Q1の売上高が最大40%増加するとの見通しを示しました。NvidiaやApple、そして大手クラウドベンダー(Hyperscalers)からのAI端需要は「底なし」です。
2024年〜2025年が「学習(Training)」の年だったとすれば、2026年はエッジデバイスや企業独自の「推論(Inference)」の年です。処理能力への要望は単なるGPU不足から、より高度な先端パッケージング技術(CoWoS等)へとシフトしています。
米国株:広範囲は堅調、ハイテクはやや減速
S&P 500 は3ヶ月で+4%台と堅調に推移しています。特筆すべきは セクターローテーション の動きです。
これまでの「AI・半導体一本足打法」から、 ヘルスケア・金融・公益 といったディフェンシブ〜バリューセクターへの資金循環が見られます。
一方、NASDAQ 100 は高値圏の推移が続いていますが、伸びはS&P 500を下回っています。「AIの成長ストーリーは不変だが、バリュエーション調整(割高感の解消)と長期金利の動向が重石になっている」 状況です。
市場のメインシナリオは「ソフトランディング(景気後退なきインフレ収束)」ですが、足元の強い雇用統計を受けて「ノーランディング(景気が強すぎてインフレが再燃する)」リスクも意識され始めています。これが長期金利を高止まりさせ、ハイテク株の上値を抑える要因となっています。
日本株:TOPIXが強い理由 (+14%)
TOPIXは3ヶ月で+14%超と、米国株を大きくアウトパフォームしています。この「日本株独歩高」の背景には、3つの構造的な要因があります。
- 脱デフレと賃上げ : 2025年の春闘に続き、2026年も高水準の賃上げが観測されており、実質賃金のプラス転換が消費を底上げしています。
- 東証改革の結実 (PBR 1倍割れ是正) : 自社株買いや増配といった株主還元が過去最高水準で続いており、海外投資家の再評価(Re-rating)を呼んでいます。
- 金融株の躍進 : 日銀の金融正常化プロセスに伴い、銀行・保険セクターの収益改善期待が株価を強力に牽引しています。
2026年の投資戦略:AI集中か、日米分散か
- AI需要という歴史的なメガトレンドの恩恵を最大化できる
- 圧倒的な営業利益率(50%超)を誇る『価格決定権』を持つ企業に投資できる
計算資源の需要は、エネルギーやインフラ投資へも波及し、成長余地が大きい
- バリュエーション(割高感)が高く、金利上昇に極めて敏感
- 米中の地政学リスクにより、供給網(サプライチェーン)に不透明感がある
これからの注目ポイント
- 米国 : CPI / FOMC / 主要テックの決算。イベント前後でボラが上がりやすい。
- 日本 : 日銀会合、春闘の賃上げ動向、円相場。
個人投資家の戦略:どう動くべき?
現在のトレンドを踏まえた、個人投資家の現実的なアクションプラン案です。
- コア資産 (NISA) :
- 動かさない。「オルカン」や「S&P500」の積立は淡々と継続。
- サテライト戦略 :
- 日本株の比率を少し高める : TOPIX連動型や、高配当ETFの押し目を狙う。
- 債券への分散 : 米国金利が高止まりしているため、生債券や債券ETFでインカム(利息)を確保するのも有効。
- 国内インフレ(実質金利マイナス)へのヘッジになる
- 円安トレンドが継続した場合、円資産の目減りを防げる
- 株主還元(増配)によるインカムゲインが米国株より高い傾向
- 米国株に比べてボラティリティ(値動き)が激しい
- 政治リスクや為替の影響をダイレクトに受ける
特に「何を買えばいいかわからない」という方には、この本が2026年の今でも変わらぬ指針になります。
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則
『暴落しても買う』『高値でも買う』。市場のノイズに惑わされず、淡々と買い続けることの数学的な正しさを証明した現代の名著。
まとめ
現在の相場を一言で言えば、「主役交代(米国テック → 日本バリュー)」 です。
米国株の成長力は長期的には疑いようがありませんが、短中期的には 日本企業の変革(コーポレート・ガバナンス改革) が生み出すアルファ(超過収益)に妙味があります。
これまでは「米国一強」でしたが、2026年は「日米分散」がポートフォリオ安定の鍵になるでしょう。
データソース
- S&P 500: https://stooq.com/q/d/l/?s=“%5Espx&i=d”
- NASDAQ 100: https://stooq.com/q/d/l/?s=“%5Endq&i=d”
- TOPIX: https://stooq.com/q/d/l/?s=“%5Etpx&i=d”






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