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この記事の要点

この記事の重要ポイント

  • 1

    Glucose is Fuel

  • 2

    Insulin Spike:糖質を一気に摂ると、血糖値が急上昇し、インスリンが大量に出て、その反動で急降下する(血糖値スパイク)。この「乱高下」こそが、午後の強烈な眠気とダルさの原因

  • 3

    Ultrahuman M1:腕に貼るセンサー(Abbott Libre)から送られてくるデータを、専用アプリで解析するサービス。「このドーナツを食べたらどうなるか」をスコアで可視化する

  • 4

    Food Logging:食べたものを写真に撮るだけでAIが解析し、血糖値の変動とリンクさせる。「自分は白米には強いが、パスタには弱い」といった個体差が判明する

  • 5

    Walking after Meals:食後に15分歩くだけで、スパイクは劇的に抑えられる。これをデータで目の当たりにすると、散歩せずにはいられなくなる

はじめに: 体内のダッシュボード

車の燃料計(Fuel Gauge)を見ずに、高速道路を走る人はいません。 しかし、私たちは自分の体内の燃料(グルコース)の状態を知らずに、仕事をしています。

「なんだか疲れた」「頭が働かない」。 その感覚的な不調の正体の9割は、血糖値の乱高下です。 これを見える化することで、食事は「快楽」から「戦略」に変わります。

1. The Sensor: FreeStyle Libre 3

Abbott社の医療用センサーです。 500円玉サイズのチップを二の腕に貼り付けます。 針は一瞬刺さるだけ(痛みはほぼゼロ)。 これで2週間、あなたの血液データを24時間監視し続けます。

FreeStyle Libre

※日本では薬局やAmazonで購入可能(自費診療)。スマホをかざすだけで、今の数値がわかる。お風呂もプールもそのまま入れる。

2. The Analytics: Ultrahuman M1

センサー自体はただの数値しか出しません。 その意味(Insight)を教えてくれるのがUltrahumanです。 (※センサーと連携するアプリサービス)

「あなたの代謝スコアは85点です。朝食のオートミールは正解でした」 「アラート:急上昇を検知。今すぐスクワットをしてください」

まるでF1のピットクルーのように、リアルタイムで指示をくれます。

3. Comparison: 個体差を知る

項目 High Spike Foods Stable Foods
うどん / パスタ 急上昇 (眠気MAX) 全粒粉ならマシ
果物 ジュースは危険 そのままならOK
食べる順番 炭水化物から 野菜・肉から
対策 寝る 歩く

4. The Data-Driven Diet

一般的なダイエット本は役に立ちません。 「バナナは良い」と書いてあっても、あなたの体質には合わないかもしれないからです。

CGM(持続血糖測定)をつけることで、あなたの体だけの「正解」が見つかります。 それは一生モノの知識です。 2週間だけでも試す価値があります。 自分の体が、特定の食材にどう反応するかを知ってください。

結論: 燃料をハックする

エンジニアなら、パフォーマンスのボトルネックを特定し、最適化するはずです。 なぜ自分の体でそれをやらないのですか?

血糖値をコントロールできれば、一日中、「ゾーン」に入り続けることができます。 眠気と戦う無駄な時間は、もう必要ありません。

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